国内有数の観光地として、不動の人気を誇る京都。
京都ならではの風情豊かな街並みや寺社は、日本人だけでなく外国人観光客からも注目を集めています。
そんな京都は、実は一年間の中でも、春先の5月に観光をするのが最もおすすめなのです。
では、なぜ5月なのか?その3つの理由をご紹介します。
つつじが見頃になる
春といえば桜ですが、つつじの季節でもあります。
京都では、趣ある寺社と共につつじが鑑賞できる、絶景のスポットが複数存在するんです。
その中でも、特におすすめの鑑賞スポットを紹介します。
三室戸寺(京都府宇治市)
三室戸寺は、「宇治の花寺」と言われており、大庭園一面に季節の花が咲き誇っています。
そんな庭園には、赤・白・ピンクの色とりどりのつつじが植えられています。
その数はなんと2万株にも上り、5月には見頃のピークを迎えます。
「三室戸寺は京都トップクラスのつつじ鑑賞スポット」と言われているほど、春先は多くの観光客で賑わっています。
つつじを鑑賞するスポットに迷ったら、まずは三室戸寺に行ってみる事ををおすすめします。
安楽寺(京都市左京区)
安楽寺といえば、紅葉で有名なお寺ですね。
実は、安楽寺は紅葉だけでなく、春先にはつつじも美しく咲き誇るのです。
また、安楽寺では、つつじの見頃がピークとなる時期に合わせ、「春の特別拝覧」が実施されます。
毎年GWの時期に合わせて実施されている為、GWの京都旅行中にぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
城南宮(京都府京都市)
城南宮のおすすめポイントは、つつじだけでなく藤や山吹も鑑賞出来るという事です。
どの花も5月初旬に見頃のピークを迎える事から、GWには多くの鑑賞客で賑わっています。
種類豊富な花の見頃を楽しめるため、非常に満足度の高い鑑賞スポットです。
「綺麗な春の花が鑑賞したい」という方に、ぜひおすすめしたい鑑賞スポットです。
「葵祭」が開催される
「葵祭」とは、毎年5月15日に京都の上賀茂神社と下鴨神社で執り行われる、京都三大祭りの一つです。
葵祭の歴史は古く、西暦500年頃の平安時代以来、国家行事として開催され続けています。
葵祭では、平安時代の姿をした人々や馬・牛・牛舎と共に行列を作り、約8kmの道のりを進みます。
行列に参加する人々は総勢500名以上を超え、その姿は現代を忘れさせ、まるで王朝行列を彷彿とさせます。
そんな葵祭は、京都に旅行に行った際は一度は観光して頂きたい祭です。
また、「人ごみに揉まれるのは苦手!」「ゆっくり観覧したい!」という方には、「有料席観覧席」がおすすめです。
葵祭では、座ってゆっくりと行列を観覧する事が出来る「有料席チケット(2,700円)」が販売されています。
チケットにはパンフレットも付いており、初めて訪れる方やご高齢の方にぴったりのチケットです。
「鴨川をどり」が開催される
「鴨川をどり」とは、毎年5月1日から5月下旬にかけて開催される舞踊公演です。
鴨川をどりは京都の春の風物詩であり、「京都の五花街」の一つと言われています。
京都の五花街とは、「祇園甲部」「祇園東」「上七軒」「先斗町」「宮川町」の五地区を総称したものです。
鴨川をどりはその中の一つ、「先斗町」にて開催されます。
公演は二部構成となっており、第一部では美しい芸舞妓による舞踏劇、第二部で純踏劇を披露します。
美しい芸舞妓達の艶っぽく華麗な舞に、思わず息を飲んで見入ってしまいます。
また、鴨川をどりには「特別席」や「お茶付き特別席」が存在するほか、芸子さんのお点前を楽しめる「お茶席」を販売しています。
お好みに合わせてチケットを選んでみるのも、鴨川をどりの楽しみ方の一つです。