第1位「お化け屋敷」
夏の風物詩といえば・・・そうお化け屋敷ですよね?!
毎年やっているたろうちゃんのわすれものというお化け屋敷、2019年はファイナルとして実施されています。
場所:新京極 旧忍者屋敷
開催日:2019年7月20日~8月31日
第2位「嵐山の灯籠流し」
8月の京都での一大イベントと言えば、京都四大行事の一つにも数えられる五山の送り火は外せませんが、それと同時に嵐山で行われる「灯籠流し」も見逃せません。
古来から川というものは「あの世とこの世の境目」の象徴として扱われていますが、水面を照らしながら流れゆく無数の灯籠の放つ淡い光が織りなす幽玄的なコントラストと、集まった人々の熱気に浮かされたかの様な体に当たる川辺の涼やかな風、これらが混然となり、どこか浮世離れした思い出として記憶に残るのが嵐山の灯籠流しです。
毎年、お盆の終わりを迎える8月16日は、京都市内の各地で色々な催しが開催されていますが、嵐山ではお盆の締めくくりとして灯籠流しをしています。
嵐山の灯籠流しの当日は、昼頃から渡月橋を渡った先にある中之島公園に様々な出店が立ち並び、その一角では桂川へと流す灯籠の購入と記名をしたい人の受付を行っており、日が暮れる19時ごろから灯籠を流し始めます。
灯篭の大半を流し終える頃合いに差し掛かると、ちょうど嵐山からも見える位置にある五山の送り火の点火も始まり、盛大なクライマックスを迎えます。
暗闇に染まる山に雄大な五山の送り火の輝きが浮かび上がり、それと同時に、渡月橋や桂川の川辺などから川に流れる灯籠と五山の送り火の双方が眺められるという、日本古来から伝わる貴重で壮大なイルミネーションショーに立ち会う事ができるでしょう。
場所:嵐山中之島公園
開催日時:8月16日、12時~21時の間
第3位「京の七夕」
京都では10年ほど前から、町全体で七夕を盛り上げる為に「京の七夕」と銘打った七夕イベントを開催する様になり、旧暦の八月上旬に合わせて行われているので、7月の全国的な梅雨空で星空や七夕飾りなどを楽しめなかった人が、こぞって七夕を楽しむために足を運ぶ様になった結果、年々盛況になり、今年で記念すべき10回目を迎える事となりました。
京の七夕の見どころは、古都京都の様々な名所が七夕飾りと共にライトアップされる幻想的な景色と、開催期間が長く様々な場所で行われているので、八月の上旬中であれば京都の何処かしらのエリアで七夕が楽しめる所に有ります。
堀川エリアでは、京都の代表的な御城である二条城の二之丸庭園に特殊効果のあるライトアップがなされ、近くの堀川沿いの遊歩道には七夕の笹飾りと、いくつもの篝火が焚かれ、炎の光を水面が映し出す幻想的な景色の中を散歩できます。
鴨川エリアでは京都の伝統技術とイルミネーションを融合させた演出で溢れ、鴨川の夏の風物詩である納涼床が立ち並ぶ景色と合わさり、昔の幽玄的な絵巻のワンシーンに迷い込んだかの様な雰囲気が楽しめます。
梅小路のエリアには夜の公園を活用した親子で楽しめる催しや食事処が満載で、ちょっとした縁日や短冊に願い事を書いて飾り付けるエリアなどがあり、家族連れにお勧めの場所です。
北野紙屋川エリアの周辺では、通りを様々な七夕飾りとライトアップが飾るだけでなく、エリア全体のショップが各店総力を挙げて盛り上げており、日本三景でも知られる天橋立のある宮津市エリアでは、時間と共に変化する幻想的な光で染め上げるライトアップがなされた天橋立の砂浜を散策出来ます。
堀川エリア
場所:二条城、堀川遊歩道
開催日時:8月1日~15日、19時~21時の間
鴨川エリア
場所:鴨川の河川敷周辺
開催日時:8月3日~4日、19時~21時の間
梅小路エリア
場所:梅小路公園
開催日時:8月2日~12日、19時~22時の間
北野紙屋川エリア
場所:北野天満宮を中心とした地域
開催日時:8月10日~18日、日没〜20時半の間
宮津市エリア
場所:天橋立と周辺地域
開催日時:8月1日~31日、19時~22時半の間
第4位「五条坂陶器まつり」
毎年8月の京都で開催される日本最大の陶器市「五条坂陶器まつり」も京都の夏の風物詩として知られています。
京都と中心とした地域は、昔から焼物の一大産地でもあり、子々孫々と続いて来た様々な窯元が点在しています。
そのため、京都には焼物を目当てに訪れる人々が一年を通して多いのですが、この日本全国から様々な窯元が出店しに来る五条坂陶器まつりの日には、焼物を作る側と焼物を買う側の双方が京都の五条坂に集結します。
五条坂陶器まつりには、窯元の出店数だけでも数百店の露店が建ち並び、焼物を買い求めに来る人なら数十万人にも上る規模になるという、日本のみならず世界でも有数の陶器市場と言えます。
この大規模な陶器市場の見どころは、なんと言っても日本中の焼き物が一堂に会して売られている様子が見られる事と、それらを実際に見て触って買える事と言えるでしょう。
形式ばった売り方をしている訳では無く、屋台の出店の様な感じで焼物を並べて売っているので、新進気鋭の若手の作品から有名な陶工が手掛けた焼物まで貴賎なく売られており、有名どころの陶器でも珍しい焼物でも比較的リーズナブルに手に入れる事が可能です。
開催期間は八月七日からの4日間で、開催時間も朝の九時から夜の十時ごろまでと余裕がありますので、五条坂陶器まつり自体をじっくり見て回るも良し、他の観光巡りの合間に立ち寄るのも良しのイベントとなっています。
場所:東山区の五条坂
開催日時:8月7日~10日、9時~22時の間
第5位「清水寺の千日詣り」
千日詣りとは、一日お詣りするだけで千日分の御利益が得られるという、一年の中でも徳の高い期間に行われる特別拝観の事です。
少々、横着な行事に思えるかもしれませんが、観光名所として名高い清水寺ともなりますと1000日もお詣りするのは大変ですし、この千日詣りの期間中は普段では入る事が出来ない本堂の中や特別に飾り付けられた清水寺の内部を見る事が可能な事もあり、大変に人気のある行事となっています。
普段の清水寺は、どちらかと言えば寺の外観や周辺に広がる景色を強調した順路の参拝ルートを通る様になっていますが、この千日詣りの期間中は清水寺の内観を見て回れる拝観ルートへと入る事が出来ます。
普段は出入りする事の出来ない通路などには南部風鈴が飾られており、精緻な作りをした清水寺の一面を涼やかな音色と共に見て回れるだけでなく、いつもは清水の舞台の辺りから遠目にしか見られない本尊の千手、観音なども間近で参拝できる貴重な期間なのが千日詣りです。
千日詣りには、もう一つの見どころがあります。
それは夜間に行われる「宵詣り」と呼ばれる夜間拝観で、毎年八月の九日から十六日にかけて行われる千日詣りの、その最後の三日間は華やかなライトアップと蝋燭などの柔らかな光に照らされた清水寺の夜の姿を楽しめます。
そして最終日である16日は五山の送り火の日でもありますので、時間が合う様であれば、清水寺からの見晴らしの良い場所から送り火の左大文字か舟形か鳥居型の送り火も眺める事が出来ます。
場所:清水寺
開催日時:8月9日~16日、9時~17時の間(14日~16日の間の夜間拝観は19時~21時半)