台湾の恒春ってどんなところ?

近年、お隣の台湾は近場の海外旅行先として、高い人気があります。

台湾本島の形は日本と同じで南北に長く、北から南へ向かうと景色が様変わりし、南側のエリアは熱帯の地域に掛かり、それらの地域の雰囲気は南国リゾートの様々な姿を見せてくれます。

今日は、その台湾本島の南端に位置する「恒春(ヘンチュン)」と、そこに有る名所の魅力をお伝えしたいと思います。

多彩な魅力がある恒春

台湾本島の南端にある尖った形状をしている半島部分は、常に春の様な気候である事から「恒春」の名が付き、その半島は「恒春半島」と呼ばれる様になりました。
その恒春半島全体には様々な魅力がギュッと詰まっており、今ではアジア圏でも有名な南国リゾート地となりつつあります。

恒春でも代表的な名所を挙げますと

・城塞都市の遺跡が数多く見られる「恒春古城(ヘンチュングーチォン)」
・心も体もリラックスできる「四重渓温泉(スーツォンシーウェンチュエン)」
・南国パラダイスと豊な自然を味わえるリゾート地「墾丁(ケンディン)」
・白く輝く、世界一白い砂浜「白沙(バイシャ)」

これらの名勝地は台湾の中でも風光明媚な所として知られており、日本からも多くの観光客が訪れています。

では、その4カ所を順にご紹介していきましょう。

古城を囲む古い町並みの「恒春古城」

日本でも品川台場や五稜郭などが海上防衛を目的として作られた城の史跡で有名ですが、台湾の恒春半島にある「恒春古城(ヘンチュングーチォン)」は、アジアの中でも保存状態が良い史跡城塞都市として知られています。

そして、恒春古城の古い史跡を見て回るのもお勧めですが、恒春は、この恒春古城を中心に発展した地域でも有りますので、恒春古城を恒春観光の起点として行動すれば色々な所を効率よく回れます。
恒春古城の北門から繋がる通りは恒春の市街の中心へと繋がっており、東門から先へと進めば自然豊かな国立公園などがあり、南門側の街は賑わう様々なショップや飲食店街が広がり、西門から繋がる通りの先には恒春老街と呼ばれるレトロな街並みを散策出来ます。

台湾四大温泉の一つ「四重渓温泉」

恒春半島の西側にある山間の温泉街である「四重渓温泉(スーツォンシーウェンチュエン)」は、恒春観光の穴場的なスポットです。

四重渓温泉は大規模でド派手な温泉街という訳ではありませんが、日本の皇族の方々がハネムーンで訪れた事などで知られており、一部では名の通った温泉地でもあります。
温泉浴場とスパリゾートの様な施設が混在しており、遊びと休養の両方が満喫できます。
日本式の温泉を楽しみたいのであれば「清泉」という温泉宿に行ってみましょう。
ひらがなで看板に「せいせん」と書かれているのが目印です。

恒春に行くのなら外せない観光スポット「墾丁」

地下から湧き出るガスで常に燃えている地面、毎晩行われるお祭り騒ぎの夜市、国立公園の豊かな自然などなど、見どころ一杯なのが恒春の南東にある「墾丁(ケンディン)」です。
墾丁は台湾新幹線が開通した事でアクセスが容易になった事も有り、台湾の中でもホットな観光スポットになりました。

綺麗な夕日を眺められる南国のビーチ

恒春の墾丁にある西側のビーチでは映画のワンシーンの様な夕日を眺められます。
恒春半島の西海岸の砂浜は世界でも有数の白さを誇り、陽気な南国の雰囲気と綺麗な青い海とを合わせると最高のロケーションと言えます。

特に「白沙(バイシャ)」と呼ばれる砂浜は世界一白い砂浜と言われており、その美しい景観を守る為に立ち入りは制限されていますが、その付近の他の砂浜は最高のビーチリゾートエリアとして有名です。
散策をするのも良し、マリンスポーツを楽しむも良し、

まとめ

恒春の4カ所の名所を紹介しましたが、恒春にはまだまだ見どころがたくさん有ります。
恒春半島は、さほど広いエリアではありませんので、気ままに散策をしてみれば面白い物に出会えるかもしれませんね。