京都観光の後はお土産に和菓子を!おすすめ5選

京都祇園北川半兵衛イメージ図
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優雅で楽しい京都の観光旅行も終盤に差し掛かり「さて、そろそろ帰らねば」と、あいなった段階で頭に浮かぶのが「お土産に何を買って行こうか?」といった悩みです。

せっかく京都に来ているのだし、何か美味しい和菓子をお土産に買っていきたい。
ついでに、お土産を贈る相手に喜んでもらえれば上々。

そんなご要望にお応えできる京都の和菓子と、それらを取り扱っているお店をご紹介しましょう。

和菓子の玉手箱「吉廼家 おとぎ草子」

京都で、住宅が立ち並ぶ中を通る北大路通の商店街。
その一角に店を構る「吉廼家(よしのや)」は、京都の中でも知る人ぞ知る和菓子の名店の一つです。

フルーツを丸ごと入れた大福や、季節の情景を表現した水羊羹などが人気ですが、やはり、なんと言っても一番目を惹く和菓子は「おとぎ草子」と銘打たれた生菓子の詰め合わせでしょう。

大小様々な箱や重箱に詰められた「おとぎ草子」は、商品の名の通り数々の御伽噺に登場する物や雰囲気を感じさせる作りになっており、いざ食べようと蓋を開けて中を覗いても、どれから食べて良いのか迷うほどです。

幽霊が子育てに使った飴「みなとや 幽霊子育飴」

京都は歴史が深いだけあって、それに比例して各地に逸話も多くあります。
皆さんも、日本の心温まるホラー話の幽霊飴の話はご存知ではないでしょうか?

毎夜毎所、一人の女性が一文銭をもって飴を買いに来て、気になった飴屋が女性の後を付けてみたら、寺の墓地で赤ん坊の泣き声を聞き、掘り返してみたら亡くなった母に抱かれた赤子が生きていたというお話です。

実は、そのお話、京都にある飴屋とお寺であった逸話なのだそうです。
その飴屋が「みなとや」で、創業450年を超え、京都有数の老舗として今でも営業を続けています。

みなとやで販売されている、その逸話を受け継ぐ「幽霊子育飴」は、何の飾りつけも無い飴です。
味も素朴で、突出した美味しさや華やかさがある訳でもありません。
しかしながら、その逸話を思いながら口に入れると、格別の味に感じるはずです。
お土産として相手に贈っても、話の種として花が咲く事でしょう。

インテリアの様な和菓子「松彌 金魚」

京都でも随一の綺麗な和菓子を作る事で有名な「松彌(まつや)」

松彌は季節のイベントに合わせた和菓子の作成や、和菓子教室を開催するなど、多彩な催しを行っているお店ではありましたが、夏に合わせて作られた「金魚」という寒天と羊羹を使った和菓子で、ネット界隈で一躍有名になりました。

寒天で作られた水の中を、色鮮やかな金魚を模した羊羹が泳ぐ様は、まるで部屋に飾る小物のインテリアと見紛うほどです。

その他にも夏の夜を彩る花火を模した物や、うちわや風鈴と言った物をあしらった和菓子など、そのどれもが可愛らしく、お土産として誰かに自慢したくなるほどの出来栄えです。

 京都祇園北川半兵衛イメージ図

箱の中に四季を織りなす「亀末廣 京のよすが」

京都の烏丸御池で重厚な雰囲気を放つ和菓子屋の老舗「亀末廣(かめすえひろ)」
この亀末廣は、今では一般的になった通販などでの販売を行っておらず、先代の人との繋がりを大切にするという教えを守り、店舗のみでの販売を心がけています。

そんなこだわりを持つ亀末廣ですが、店に並べる和菓子へのこだわりも高く、茶道の茶室をイメージし四畳半に区切りを付けた箱の中に、四季を表す干菓子や生菓子を並べ飾った「京のよすが」は高い評価を受けています。

祇園の銘菓「亀廣永 したたり」

最後にご紹介するのは「亀廣永(かめひろなが)」です。
先に紹介した亀末廣と「亀」の頭文字が同じですが、場所も亀末廣から少し南へと行った先の、比較的、近い場所に店舗を構えています。

名前も似ている、場所も近いという事からも分かるかもしれませんが、亀廣永は亀末廣から暖簾分けで創業した和菓子屋なのです。

こちらの亀廣永も京都に誇る銘菓が有りまして、それが「したたり」です。
「したたり」は、見た目こそ透き通った羊羹の様な和菓子ですが、ただの寒天和菓子とは違った独特の食感があり、弾力がありながらも口の中で儚く崩れる感覚がたまりません。
味も、口に表すのが難しい絶妙な甘さ加減で、作り手の繊細さが感じられます。
近くに行くのであれば、是非ともお土産に買って帰りたい一品です。

いかがでしたか?
ご期待にそえるお店は見つかりましたでしょうか?

京都観光からお帰りの際は、この5店舗に立ち寄り、良いお土産をお持ち帰りくださいませ。

余談ですが、京都で観光ついでに京町家を改装したカフェ、祇園北川半兵衛にもぜひ行ってみてください!

祇園北川半兵衛

OPEN 11:00~22:00 / 不定休(18:00~は夜カフェ営業)

TEL:075-205-0880

京都府京都市東山区祇園町南側570-188

京阪電車「祇園四条駅」から徒歩約6分 / 祇園四条駅から426m

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