京都のお漬物と言えば「しば漬」「千枚漬」「すぐき」の京三大漬物が有名です。
京三大漬物は、京都の食事に欠かせない物でもありますが、お土産としても人気が高く、京土産の定番の一つともなっています。
この記事では京都の台所と言われる錦市場で、人気の高い漬物屋さんを中心に写真付きでご紹介していきます。
錦市場で人気の漬物屋さん「ますご」
京都のブランド物と言えば様々な物がありますが、食べ物の中にもブランド化した物が色々とあります。
そして、京都の漬物を京都のブランドの一つとして、全国の高級百貨店に卸しているのが錦市場にある漬物屋「ますご(桝悟)」です。
腱選された素材を使い、職人達の熟練した技巧が作り上げる「ますご」の漬物は、その美味しさは元より、高い信頼と品質でも人気があります。
その味と品質は国にも認められ農林大臣賞を受賞し、京都府食品産業協会から京都を代表するブランドの一つとしても認められているほどです。
錦市場で人気の漬物屋さん「打田」
錦市場には何件かの漬物屋がありますが、その中でも芸能人の御用達のお店として知られているのが「打田漬物」です。
元は京都の台所である錦市場で地元の人達向けに始めた漬物屋だったそうですが、その素材の味を十全に生かした美味しい漬物の味は、食べた人達を虜にしました。
そして錦市場を訪れた人の間で話題になり、芸能人の食べ歩き番組などでも紹介され、食通として通っている芸能人の方々も京都に来た際に買い求めに来る様になったのだそうです。
地域の特産品の宣伝の場としてデパ地下などが一般的になりましたが、打田の漬物は直売と直送でしか販売をしていません。
打田漬物は店内に書かれてある「漬物は生きている」という信念の基に、天然素材と無添加での製造を心がけており、品質管理も他の所を介さない様にしているため、デパ地下などには出品せずに自らの手でのみの販売を貫いています。
写真をみるとわかるように、どれも本当に「漬物が生きている」みたいです。
一番の人気は京都の名物【千枚漬】だそうです。
が、個人的には「すぐき」もはずせないくらい大好きです。
私の家庭では千枚漬はそこまで食卓に並びませんでしたが、すぐきは毎日のように並んでいました。
錦市場でランチ!漬物を食べたい!
お漬物を色々選べる「京漬物あじわい処西利 錦店」
他ではなかなか見られない「お漬物」をメインに据えたお食事処が「京漬物あじわい処 西利」の錦店です。
西利の1階では様々な漬物を売っている漬物屋として店を開いており、その2階には1階で販売されている漬物を自由に選んで直ぐに食べられるお食事処があります。
メニューは至ってシンプル。
ご飯とお味噌汁とセルフサービスのほうじ茶に、あとは好きな漬物を選ぶだけという物です。
こちらのお店の嬉しいポイントは朝9時からやっているという点で、お昼近くから開くところが多い錦市場のお食事処とは違って、朝食としても利用できます。
朝食を西利で食べて午前中の空いている時間帯に錦市場を散策するのも良いですし、錦市場の買い物で疲れたら一息つく場所としても最適な場所です。
(営業時間は9:00~18:00)
錦市場の漬物屋さん!勝手にランキング
錦市場の漬物屋さんは何処も美味しいので迷ってしまいますが、京都人の私が勝手にランキング付けをしてみました。
1位「打田漬物」
「味を確かめたくとも錦市場に行くしかない!」という点で、1位は「打田漬物」さんです。
この他のお店のお漬物は大手通販や百貨店などでも買い求める事が可能なので、打田漬物さんの漬物の美味しさと希少性を考慮して1位としました。
2位「桝悟(ますご)」
桝悟さんの漬物は贈り物やお土産としても大人気ですし、店先にずらっと並ぶ漬物が錦市場の一つの見どころとも言えます。
味も良く評判も高いので、気になる方はお近くの伊勢丹などでも買う事が出来ますので試しに購入してみると良いでしょう。
3位「京つけもの 錦・高倉屋」
こちらの高倉屋も錦市場にある漬物屋として有名です。
寺町商店街から近いので、わざわざ人混みの中に行かなくてもいいという利便性あり!
味の方も他の3店舗と甲乙つけがたく、ぬか漬けや水茄子の漬物が人気があります。
また試食コーナーは大変人気です。
4位「京漬物あじわい処 西利」
西利は食事処としての便利さを考えると正直迷いましたが3位としました。
こちらは祇園などにも店舗が有りますので、京都での朝食やランチついでに漬物の味見をしたいという人にもお勧めです。
5位「もり」
ここでは少し変わった漬物も置かれています。
このような、まるごとの玉ねぎだったり、
たけのこのお漬物もあります。
あまり馴染みのない抹茶大根も美味しいですよ。
京都の漬物屋さんはここも人気だよ
300年以上の歴史ある老舗「赤尾屋」
京都でも有名な漬物を商う老舗の一つが、京都駅からちょっと東に行った所にある「赤尾屋」です。
創業が元禄12年(1681年)と古く、その歴史の長さが漬物の味も保証してくれている気がします。
人気のお店なのですが、手作りにこだわり大量生産などを行っていませんので、手に入らない場合は諦めましょう。
漬物を片手に京都散策「志ば久」
京都市左京区の三千院の表参道にある、伝統の味と一風変わった漬物を売っている事で有名なのが「志ば久(しばきゅう)」です。
店名にも入っている京都の三大漬物の「しば漬」も大人気のお店ですが、志ば久独自の漬物も多数売っており、店頭で売っている「アイスきゅうり」や「紫蘇巻きらっきょう」などの漬物が話題を呼び、多方から取材が来ています。
京都の抹茶の名店【祇園北川半兵衛】でもここのしば漬けが使われているほどです。
「千枚漬の元祖「大藤」
錦市場から少し南に行った所にある「大藤」は、京三大漬物の一つである「千枚漬」の発祥のお店として知られています。
店の歴史も創業が慶応元年(1865年)と、京都の食と漬物の歴史を生み出してきたお店の一つと言っても良いでしょう。
すぐきの美味しい「なり田」
京三大漬物と言えばしば漬と千枚漬けの他にも「すぐき」も忘れてはなりません。
上賀茂にある「なり田」は、そのすぐきが美味しい事で有名なお店です。
すぐき以外にも色々な漬物が試食できますので、立ち寄ってみて味を確かめてみると良いでしょう。
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