大切な子供を預ける保育園選びで、資料や保育園のホームページとにらめっこして、ようやく候補が搾れたとします。
その最終候補の中から、最高の保育園を選択するために行っておくべき事の一つが「保育園見学」です。実際に、その目で保育園の施設や子供達の様子を見て、働く先生達とも言葉を交わして判断する事は重要です。
この記事では、保育園見学をして子供を希望の保育園に入れることができたワーママの私が、保育園見学で見ておくべきポイントと、先生方に尋ねておいた方が良い質問を書いています。
保育園の見学で見ておくべきポイント
先ずは、保育園の施設と園全体の雰囲気を確認していきましょう。
・先生達と子供達の様子はどうか?
基本的な事ですが、先生達と子供達の様子を見ておく事は重要です。子供をその保育園に預けた場合、よほどの事が無ければ幼稚園か小学校に入学するまでの間の数年、その保育園でお世話になる事になります。ですので、0歳児クラスなど小さい子の様子だけでなく、大きい子の居るクラスの全体的な様子も確認しておきましょう。
・施設の安全性や充実度はどうか?
これも大切な子供を預ける上で、確認しておかなければならない事です。保育園で使われている遊具などの設備だけでなく、常駐している看護師さんや医療設備などがある場合は、その様子も見ておきましょう。できれば、見学の前に保育園の周辺も一通り見て、妙な物が無いかも確認しておきましょう。
保育園の見学で聞いておくべき質問
見学の大体の流れは、施設の紹介の後に質疑応答に移ると思います。
手際のよい保育園の場合は、こちらが聞きたい事は事前に説明してくれることが有りますが、保育園の見学中に気になったことはメモしていてもいいかもしれません。
・保育時間や延長保育などの確認
基本的な保育時間のことはもちろんですが、開園と閉園などの送り迎えに関わる時間帯が、家と仕事の状況と照らし合わせて大丈夫かの確認はしておきましょう。その他にも延長保育の上限や、休日保育なども行っている様でしたら、それらの事も聞いておきましょう。
・保育園で必要になる物
いざ子供を保育園に預けるとなると、必要になってくる物が多々あります。オムツの扱いや食事の時の子供用エプロン、寝具に使うバスタオルやシーツ、それらの他にもイベントで使う様な手作りする物などの確認に、保育園側で用意してくれる物とこちら側で用意しなければならない物なども聞いておきましょう。
・保護者が参加する催し事の確認
保育園では催しが行われる事が有ります。それらの中には保護者が参加しなければならないイベントも有りますので、その時期や何をするのかの確認をしておきましょう。ちなみに私の園では平日の18時45分~保護者会や土曜日10時~親子会などが行われています。
・保育に関する方針と対応の確認
保育園によっては、教育や食事に関する方針が違う事が有ります。アレルギーに関する対策はしてあるのか?子供の体調が悪くなった時のための備えと連絡方法は万全か?子供の写真を撮ってくれたり、何かしらの教育を施してくれるのか?と、ふとした疑問が頭に浮かんだ場合は気兼ねなく尋ねてみましょう。
認可外保育園などで確認しておく事
認可保育園とは違い、認可外保育園を見学する場合は、先程の質問事項の他にも見ておかなければならないポイントや尋ねておいた方が良い質問があります。
・質は悪くないか?
認可外保育園の場合は、設備から人に至るまでピンキリです。とりわけ、認可外保育園では子供の定員数があいまいな所がありますので、先生方が慌ただしく働いていないかを見ておきましょう。余裕がない状況の所では事故が起きやすいもので、そういった部分に目を光らせておくと、問題がありそうな認可外保育園を避ける事が出来ます。
・付加価値は何か?
認可外保育園では、認可保育園より充実した教育や保育を行っている所が有ります。それらの、より良い環境の保育園に子供を預けたいと考えているのでしたら、その保育園の付加価値はどんな物かをズバッと聞いてみましょう。
・保育料と雑費の確認
認可外保育園では、自治体で決められた保育料とは違って、その保育園が独自に料金設定をしています。ですので、保育料と家で用意する物などの確認は必須です。
事前に情報収集をしておく事も大事
近年ではネットなどの口コミ情報などで、実際の利用者の意見を見る事も難しくありません。そういった情報には有益な物が含まれている事が有りますので、見学に行く前に多少は調べておきましょう。
複数の保育園を見学する事
何カ所も保育園を見て回る事は大変かもしれませんが、一か所の保育園を見るだけで済ますのではなく、できれば複数個所の保育園を見て回りましょう。
何故かと言うと、比較対象が無ければ良い物を判別できないからです。いくつかの保育園を実際に見て比べると、どこが良くてどこが悪いのかが見えてきますし、実際に行く事で、送り迎えに使うルートや所要時間の比較もできます。
自分なりの保育園の比較表を作ってもいいかもしれませんね。
複数の保育園を見学して、子供に最適な保育園を決めましょう。