仕事に育児に家事と、この世の中で一番忙しい人とは働くお母さん、通称「ワーママ」と呼ばれる人たちではないでしょうか?
ワーママの一日は、もう大変!
朝起きたら家族や子供の朝食の用意をしながら洗濯をしたり、身支度を整えたら子供を送り出して自分も仕事場に急いで通勤し、終業時間になったら子供の世話や家事をしに急いで帰らなければならない。
こんなに頑張っているのに、仕事仲間からは毎日定時や時短で帰るので白い目で見られてる気がするし、収入を増やしたいけど残業する時間も無いという板挟み状態……
この記事では、そんな人達の一助になれるようなお話をできればを思います。
一番忙しいのが子供が小学校の時期
同じワーママの人達の話を聞きますと、仕事に時間を割けなくなるのが「子供が小学校に通っている間」だという意見が多くありました。
それもそのはず。小学校は保護者が参加しなければならない活動が一番多い時期なのです。
PTAや保護者会の活動として子供達の登下校を見守ったり、子供が学校で使う物を用意したり、宿題や勉強を見てあげたり、季節もののイベントの用意をして参加したり、住む場所によっては塾などへの送り迎えも必要になってきます。
放課後に子供を預かってくれる学童保育も、基本的には午後7時までで、それ以上の延長はありませんし、民間の子供預かりサービスはかなり割高になり、残業も出来ない収入減の状態では利用するのは難しくなります。
忙しいけど重要な時期でもある
子供が保育園や小学校に入っている時期でも、バリバリ残業をしていたというワーママの意見の中に、いくつか興味深く、考えさせられる物がありました。
・「子供とコミュニケーションを取る時間がない」
・「子供に勉強などの習慣付けが上手くいかず、怠け癖が付いてしまった」
・「保護者活動に参加できなかったので、他の保護者との距離が開いた」
これらの問題は、長期化したり、後々になって表面化したりと、少々やっかいな物です。
これはやはり、家や子供にかける時間が不足している事が原因で、この事からも家庭に歪みを作ってまで仕事に打ち込む事には問題があると感じます。
時間が取れなくても問題解決はできる
子供が小学校の頃は忙しくても重要な時期である事は、分かっていただけたかもしれません。
でも、収入や職場での立場などの事も無視できない問題です。
そこで、問題解決を図れる、いくつかの選択肢を見て行きましょう。
・家族の助力
まず考慮すべきは、家族の助けです。
伴侶が普通の理解ある人でしたら、家事や子供の世話を、きちんと折半して行うようにしましょう。それだけで、何かに使える時間的な余裕が増えます。
そして家族は、なにも結婚相手と子供だけではありません。近場にどちらかの親類がいるのであれば頼るのも手です。
家族だけでなく、親族全体でのコミュニケーションにも繋がります。
・副収入を得る
近年ではスマホやパソコンを通して副収入を狙える所が増えてきました。
手芸関連の趣味がある人であれば、そのハンドメイド品をネットオークションや販売サイトを通して売る事ができますし、何かしらの技術を持っている人なら手軽に在宅で副業が出来る時代になっています。
それらの情報を調べてみて、自身に出来そうな事を探してみましょう。
・資格の取得
急がば回れとも言いますが、仕事に時間が取れない時期は、収入増加とキャリアアップのための下準備をしましょう。
残業をして一時的な収入増加を狙うよりも、後々の事を考えて、恒久的な収入の増加を目指した方が最終的には上手く行きます。
子供が中学~高校へと進んだら仕事に時間をさける割合も増加しますので、そこを起点として、取得した資格を活用してキャリアアップを狙いましょう。
・残業の無い所へ転職
転職も考慮しておくべき手段の一つです。
元から残業が無く収入も良い場所に行けば、職場の目も気になりませんし、収入の低下も問題にはなりません。
先に挙げた資格の取得を併用して新しい職場を探してみれば、時間に余裕がありながらも収入の良い業種を探しやすくなりますので、急いで転職するのではなく、じっくりと探してみましょう。
リクナビやマイナビという転職サイトが一般的ですが、働くママのための掲載先はなかなか見つかりません。ちなみにママワークスというサイトでは、子どもがいるママ向けの在宅の仕事が多く掲載されていますよ。
まとめ
いくつかの問題解決の糸口に繋がる物を提案しましたが、基本的には、どんな問題を解決して、どんなリスクを回避したいかを考えて決める事が肝心です。
子供の性格によっては、コミュニケーション不足や、しつけの仕方を間違えると、大問題に発展する事が有りますし、そうなった場合、逆に問題を大きくしてしまう事が有ります。
収入不足や職場での将来も、それと同じく問題を引き起こす事が有ります。
あなたの選択は、自身だけではなく家族全体にも及ぶ事ですので、焦らず、じっくりと考えて決めましょう。