育休中で離婚する夫婦が増えてる?離婚前に知っておきたいポイント

育休離婚夫婦




離婚は心身共にパワーの必要なもの。近年、育休中に離婚する夫婦が急増中だそうです。

でも感情に任せて離婚する前にちょっと待って!離婚する際には色々な手続きが必要となります。

この記事では離婚前にしっておきたいポイントをお伝えします。




育休中に離婚するときは順序を改めて考えよう

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子なしで離婚するのと、子供を抱えて離婚するのとでは手続きの仕方に違いが出てきます。子供を抱えて離婚する方が、複雑です。混乱しないように頭の中を整理しておきましょう。

離婚したいというその気持ちは間違いない?

離婚をすると、嫌いな相手と離れることが出来るというメリットはありますが、デメリットも多いです。例えば経済的に苦しくなったり、家事と仕事の両立が大変なったりなど。子供と離れる場合は一人孤独になり、子供と簡単に会えなくなるなどがあります。

離婚をした直後はスッキリした気持でも徐々に後悔が押し寄せ、「やっぱり離婚しなければ良かった・・。」という気分になる人も少なくないようです。

自分の気持ちに間違いはないですか?出来ればもう一度、相手と向き合って話し合ってみることをオススメします。

相手も了承し、離婚することが決まったら・・・

離婚することが決まったら、すぐに「離婚届提出」ではありません。どちらが子供を引きとるのか「親権」を決めなければいけませんし、子供を育てていく為には「養育費」が必要になります。

「財産分与」や「慰謝料」についての話し合いも必要になります。これらの話し合いを口約束で済ませてしまうと、相手が支払わない可能性もあります。信頼したい気持ちは分かりますが、証拠は残しておかなければならないので、離婚協議書や公正証書などを作成しておきましょう。万が一、話し合いが滞ってしまうなら、弁護士さんなどに依頼しましょう。

全ての話し合いに目処がつきそうなときは

ここまで来たら、新しい生活に向けての準備をします。自分が家を出る場合は、新居を探さなければなりませんし、
周りに育児の手助けをしてくれる人がいるかどうかも考えなければなりません。

特に子供が小さい時は突然体調を崩してしまうことが少なくありません。保育園に預ける場合は、必ず時間通りにお迎えに行く必要があるので残業をすることも難しいです。

また、自治体が主催する検診や、予防接種を受けに小児科へ行かなければならない事もあります。実家が遠く、周りに手助けをしてくれる人がいない場合には病児保育やファミリーサポートの制度を検討する必要があります。

これらの制度を利用する前には審査がありますが、母子家庭ですと審査が通りやすいようです。

会社にも様々な変更手続きをお願いしなければなりません。勤務の調節で相談しなければならない事も出てくるでしょう。

育児への理解をしてもらえる環境だとスムーズに進みますが、そうでない場合は時間が掛かってしまうでしょう。

やっと、全ての話し合いに目処がついた!

ここまできて、やっと「離婚届」の提出になります。家を出る場合は「転出届・転入届・転居届」の届けを出して、住所変更を完了させましょう。その他にも、「パスポート」「免許証」「健康保険」等の公的なものは全て変更手続きをしなければなりません。

これらの他にも、母子家庭手当や医療費の助成といった母子家庭を支える支援があるので調べてみましょう。

頭の中で整理をすると忘れてしまったり、混乱してしまったりするので、しなければならないことはノートなどに書き出しておくことをオススメします。




育休中に離婚した場合、育児休業給付金の延長ってできるの?

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離婚すると、全ての事が大きく変わります。育休中に離婚した場合の育児休業給付金の延長は可能なのでしょうか?

例外を除いては延長不可能

離婚の中で一般的なパターンといえば、「母親が子供の世話をする為に取得していた育休中に父親と離婚し、同居を解消」ではないでしょうか?このような場合は延長できません。
では、どのような場合が延長の条件に当てはまるのかと言うと、「毎日子供のお世話をしていた母親と離婚して別居、子供を引き取ったのは父親。子の一歳の誕生日以後も育児をしてくれる人が見つからない。」このような場合は延長の条件に当てはまります。

延長できるのは稀で、細かい条件等もあるので、必ずハローワークに問い合わせをしてみましょう。

育休中に離婚を考える前に復帰して離婚するという選択肢も考えよう

このように、育休中に離婚をすると手続きが非常に大変になります。子供も小さいので毎日のお世話だけでもヘトヘトになってしまうもの。職場に復帰して、生活が安定してからでも離婚は出来ます。結論を焦らず、復帰してからの離婚も選択肢に入れておくことをオススメします。