専業主婦もフルタイムで働くのと同様に色々と忙しいものですが、子育が育児の段階を終えると少しは時間的な余裕が出てきます。
そんな時間を有効に使いたい、できれば役に立つような資格が取りたいと考える専業主婦の方は多く居て、近年良くある通信講座などの受講生の大半を占めていたりします。
そこで、資格取得を考えている人に向けて「生活」「副収入」「復職」の3つの目的別に分けた「専業主婦におすすめで子育てをしながらでも取得できる資格」の数々をご紹介していきますね。
専業主婦にピッタリ!生活に役立つ資格
まずは日常生活の中でも役に立ち、なおかつ取得も比較的簡単な資格からご紹介します。
日々の暮らしを良くする資格
・カラーコーディネーター検定
東京商工会議所から発行されている色に関する幅広い活用方法を発揮できるようになる資格です。
3~1級まであり、簡単に取得できる3級でも色々なコーディネート技術が身に付きますし、1級ともなると取得が難しい資格ですが、取得できればデザイナーやコーディネーター関連の仕事の一助となります。
・インテリアコーディネーター
こちらはインテリアに関する知識全般と、取り扱いからプレゼンテーションに至るまで、幅広い技術をもつ事を証明する資格です。
簡単なように思えるかもしれませんが、勉強にかかる時間は8~10カ月と少々長めですし、合格率も20%前後と難しい物になっています。
取得は難しいかもと感じると思いますが、取得できれば普段の生活空間だけでなく復職にも活用できる資格です。
・自動車運転免許
車の免許を持って無い方は、是非ともこの機会に取得してしまいましょう。
自動車免許は車の運転が出来る様になるだけでなく、日本の中でもトップクラスの信用度がある証明書にもなりますし、様々な社会保障サービスの手続きも便利になります。
生活に余裕と安心を持たせる資格
・ファイナンシャルプランナー
このファイナンシャルプランナーも専業主婦にお勧めの資格の一つです。
簡単に説明するなら「人生におけるお金の活用法」を学んで計画を立てられるようになる資格です。
資格講座や通信講座でも人気の高い資格の一つでもあり、勉強の期間も短く、そして試験も比較的簡単な部類です。
住宅ローンや年金に税金など、今後のお金の事で不安を取り除きたいのであれば、このファイナンシャルプランナーの取得を目指してみましょう。
・消費生活アドバイザー
一般財団法人日本産業協会が発行している消費生活相談員の資格の一つ「消費者と企業との懸け橋」となる資格が消費生活アドバイザーです。
消費生活アドバイザーは、消費者と企業の双方へと適切なアドバイスを行い、そして消費者からの苦情や意見を企業へと伝える方法を学ぶ事が出来ます。
・消費生活コンサルタント
同じく消費生活相談員の資格の一つが「様々な商品やサービスのトラブルの相談役」のプロフェッショナルとなれる資格である消費生活コンサルタントです。
製品トラブルのみならず金融商品や契約などのトラブルまで、幅広い問題解決の手段を学び、それに答えられるようになります。
・消費生活専門相談員
消費生活相談員の資格の最後の一つが「消費生活専門相談員」です。
消費生活センターなどの相談員として必須とも言える資格で、上記の「消費生活アドバイザー」と「消費生活コンサルタント」とを合わせると、私生活だけでなく、ほとんどの職場や会社での活躍が見込める資格保有者になれます。
専業主婦から脱却!副収入に繋がる資格
空き時間を世帯収入のUPに繋げたいという人ってほとんどですよね。専業主婦の経験を生かして取得できる資格と、フルタイムではなくとも空き時間を利用して稼げるようになる資格もご紹介します。
育児の経験を生かした資格
・ベビーシッター
育児が終わり子供が小学校や中学校へと通い始め手が掛からなくなってきたら、その育児経験を生かして「ベビーシッター」の資格を取ると良いでしょう。
育児が終わっているのであれば大半の勉強を終えている様な物です。
資格取得も容易で、フルタイムで働くわけにはいかないけれど、手空きの時間を利用した副収入へと繋がる資格です。
・保育士
こちらもベビーシッターと同じく育児の経験を活用できる資格の一つです。
保育園や保育士の不足が叫ばれている昨今では需要が高い資格でもあります。
ベビーシッターと試験や勉強範囲も似ていますので、同時に狙っても良いかもしれません。
家に居ながら副収入を狙える資格
・POP広告クリエーター
こちらは様々な広告を作るのに必要な知識と技術を使えるようになる資格です。
ネットやスマホの普及が高くなったこともあり需要も増えてきました。
クリエーターに向けた、空き時間に出来る仕事を仲介するサイトなども有りますので、それらも活用すると良いでしょう。
・レタリング技能検定
こちらもデザイン関連の資格の一つで、主に文字のデザインスキルを学ぶ資格です。
上記のPOP広告クリエーターともども色々な広告に文字をデザインして入れるのに役立ちます。
・クラフトハンドメイドマイスター
こちらは手芸のスキルを磨く資格の一つです。
糸や布を使った装飾の仕方を学び、それを活かして色々な物を作れるようになります。
上手く小物や装飾品が作れる様になったら、スマホやネットオークションで販売してみましょう。
手芸関連の資格は様々な物が有りますので、このクラフトハンドメイドマイスター以外でも自身に合った物を探してみるのも手です。
専業主婦の間にキャリアアップ!復職に繋がる資格
子供が中学高校へと通う様になり、そろそろ本格的な復職や収入アップを目指そうと考える人に向けての資格がこちらとなります。
取得が難しい物も有りますが、取得できればかなりの強みとなる資格でもあります。
汎用性の高い復職へ向けての資格
・簿記
簿記は資格の中でも有名なだけの事はあり、どんな店舗や企業でも経理関係の事務で必要になってくる技術です。
ネット上でもアドバイスをくれる所が多く有り、販売されているテキストも豊富ですので、やろうと思えばお金を掛けずとも3~2級までは目指せます。
・ITパスポート
近年ではどんな業種でもIT技術と結びついています。
それだけにIT関連の技術と知識を幅広く扱えるようになる「ITパスポート(iパス)」は、どの職へ復職するにしても強みの一つとなります。
・マイクロソフト・オフィススペシャリスト
こちらの「マイクロソフト・オフィススペシャリスト」も、事務職などでパソコンを使って作業をするのであれば持っていて損はありません。
資格取得をしないまでも、勉強するだけでも事務作業の効率化が図れます。
需要が高く収入アップに繋がる資格
・商業施設士
デパートやショッピングモールのブースなど、様々な商業施設の企画から設計、デザインから設置に統括管理までを出来るようにするための資格が商業施設士です。
商業施設関連に復職の後に管理職へとキャリアアップを目指すのであれば、取得して置いて損はありません。
勉強期間に試験内容なども比較的簡単な資格でもあります。
・販売士検定
店舗販売を行っている小売店などへの復職とキャリアアップを望むのであれば「販売士検定」の資格は取っておきましょう。
基本となる3級から、小売店管理者に必要な事を学ぶ1級まで順に取得して行けば、店舗販売関連の仕事には事欠かなくなります。
・中小企業診断士
中小企業診断士は、中小企業の経営に関する知識を学び、経営コンサルタントを目指す人には有用な資格です。
一社員ではなく、会社全体へと影響を及ぼす仕事に従事したいのであれば学ぶべきことが多い資格でもあります。
資格の中でも難しい部類の物ではありますが、取得できれば高いキャリアアップを望めます。